車選び①
アウトドアにハマっていたころは、古い車が好きだった。
初ボーナスでは、ローバー ミニを買うことを検討していたぐらい。
ゴルフを始めていなかったし、車なんて 女の子とデートするぐらいのツールと考えていた。
適度に走って音楽聞ければOKという基準に見た目のオシャレさがあれば、なんでもよかったわけだ。
その後、ジャガーやらアウディやらを見て、男たるもの…、という思想に走る。
おぎやはぎの愛車遍歴を毎週録画し、芸能人やスポーツ選手が乗り回す会社に憧れた。
清原のフェラーリ、ブラバスチューンのベンツの回を見たときや、木梨憲武の回でベントレーを見て、高級車への憧れが高鳴った。
人間一般に言えることだが、購入物本来の機能と見た目では、見た目がある程度優先される。所有満足性が満たされるようにある程度高いものを好むものだ。
靴も履ければいいわけだが、ドンキで買った2000円の革靴よりもせめてリーガルで20000円の靴を買いたいものだ。
機能性は10倍まで行かずとも、その見た目や所有満足性は10倍の金額差を乗り越える。
車も今の軽自動車はかなりハイスペックなものが見受けられるが、あの「黄色いナンバープレート」は所有満足性を大いに損なう。
機能性だけみればキャラバンだってボンゴだって沢山荷物は乗るし人もそこそこ乗る。
ただそれでは所有満足性は満たされない。
上はフェラーリから下は軽自動車までの車選びは、機能性と所有満足性と金額との擦り合わせから始まった。
ゴルフに車は必要か③
車の購入は決めたがカーシェアやレンタカーという選択肢は非常に魅力だった。
学生時代から社会人6年目に至る今まで、勉強、ゲーム、音楽、仕事、漫画、料理、アウトドア、麻雀、ファッション、インテリア、諸々の趣味趣向は人並みにできれば、飽きてしまう。
結果的に、趣味趣向に付随するコミュニティで、おーあいつ人並みだなー、と認められてしまえば、コミュニティのポジションは確立するため、そこに深い満足を得る人間なのだ。
ゴルフも、いつか飽きてしまう。
ゴルフだけのために車を買うのはかなり気が引けていたのは事実だった。
それでも購入に踏み切るのは、費用対効果が認められたからといえよう。
車の維持費は
駐車場20000円
保険10000円
ガソリン代5000円
プラス税金…
毎月の出費としてはかなり高額だ。
年間で42万円プラス税金の出費は、年収500万の若造には、あまりにキツい。
一方で、年間-月間 使用機会を考えた。
月4回ゴルフ練習-年間48回
月1.2回のラウンド-年間18回
月1回ショートコースへ練習-年間12回
年5.6回のアウトドア、遠方への買い出し、年2.3回の旅行 年間9回
年間約80回の使用機会がある。
単純に42万円を割り返して一回5250円。
安いか高いかは人によると思う。
ラウンドに行くたび、レンタカーは、毎回ガソリン代含めて10000〜15000円はかかる。4人乗りだとそこそこのサイズが必要なので20000円代もざら。月2回借りると40000円。もちろん仲間と割り勘だが毎回5000円プラスガソリン代はかかる。二人しか乗り合わせがなければ月二回行けば10000円プラスガソリン代。泊まりで使えば更に倍。
レンタカー無しにしてもゴルフ場へ郵送しているクラブは毎回2600円、ゴルフ場へ向かう電車賃は往復で3000円程度。肉体負担で節約しているような状態。月二回で10000円。
現行、電車で片道40分ほどの練習場は、電車賃で往復600円。月4回で2400円。
つらつらと書いたが結果
肉体負担<車購入&維持費 だっということだろう。
ゴルフに車は必要か②
毎週フルセットを持っての練習は必要。
と結論づけたときから、ラウンドの精神状態はかなり良くなった。
ティーショットを曲げたとしても長いクラブを複数使えればそこからの挽回が出来るし、凍ったグリーンも湿ったグリーンも選択肢が増え、ミスしたらどうしよう、どうしようの、ループは無くなった。
毎週の練習は移動だけで涙目になっていたが、それでも残りヤーデージを見ながらクラブを選んでプレーするラウンドは最高に楽しかった。
ラウンドの精神状態をよくする
↓
毎週フルセットを持っての練習は必要
↓
毎週気軽に移動する手段は必要。
この単純回路で車の購入を決めた。
ゴルフに車は必要か①
結論は、必要。
兎にも角にも毎週、フルセットを持ち40分ほどかけて電車に乗り練習場へ行っていた。往路40分練習場90分復路40分。筋トレ馬鹿野郎。
何故、フルセット毎週持っていくか。
よくある理論で【数本だけ集中練習】というのはあんまり好きではなかった。
ウェッジ一本、7番アイアン、スプーン、ドライバー を練習しても距離感はつかないし、練習したことのないクラブをラウンド中に使うことはない。
ライ、芝の長さ、グリーンの硬さ、精神状態、疲労、着地点、風、天気、、、
常に同じ状況などないラウンドで練習場でも打ったことのないクラブを選択というのは、ミスの可能性に輪をかけている気がしてならなかった。
時間がない人やスイングすることも初めてという人は、ひたすら7番で構わらないと思う。 まったくの素人にとって30分しか時間がなければ7番アイアンのフォームチェックが全てだろう。
ただ時間はあったし、体格や運動神経に自信がないため、取り扱えるクラブを多くすることで飛距離や同クラブでの様々な球筋の打ち分けするテクニックをカバーすることを目指した。
毎週、自宅から駅へ、駅から練習場へ。
アホらしい、とは思っていた。
だがラウンドでは幾度も【ピンまで残り180ヤード、新品同様の5番アイアンを素振りしている自分】にゾッとした。
フルセットを持っての練習は必要だという結論は揺るがなかった。
買い換えるまで②
なんとなく若者(当時27歳)がゴルフを始めるにあたりテーラーメイドでしょ!みたいなのがあった。
いまでもMシリーズは洗練されたデザインだなぁと思うし、白いドライバーは他のブランドのものと比べて垢抜けて見えた。
とりあえずバーナー2.0Jを購入。
10000円だったかな。。。
シャフトはFUBUKIが入っていた気がする。
当時、初心者あるあるでスライスでまくり。フック?チーピン?どうやるの?状態で右へのミスがひたすら出ていた。
練習場でも右のネットにブーメランで突き刺さる日々。
アイアンはなんとか飛ぶようになり、ユーティリティで芯でボールを打つ感覚がやっと掴めてきたがドライバーは、どうしようもなく、道具のせいにして買ってみたのがテーラーメイドのバーナー。
道具を変えても無意味なことを教えてくれた10000円でした。
買い換えるまで①。
購入者としてみた自分
とりあえず色々買って使って新しいのが欲しくなれば売る。最終的には本当に気に入ったものをずっと使う。
過去の実績:ギター、ベース、その他諸々、、の買い物時と同じパターンでクラブを買って行くことが予想された。
初心者セット的なのを借りる
↓
中級者向けのを買う⇄飽きたら売って。微妙なマイナーチェンジを繰り替えす
↓
全部売って、これ本物やん!ってのを買う
↓
ずっと使う。
ギターでいえば
最初親父の謎ブランド
↓
エピフォン335モデル⇄フェンダーヴィンテージシリーズ中古⇄エドワーズ335モデル
↓
全部売って ギブソンES335 を購入
ベースでいえば
高校の部室に落ちてたやつ
↓
G&Lのベース
↓
フェンダー1973製プレジションベース
というように最終的に気に入ったものにたどり着くまでの無駄遣い、勉強的散財が、見受けられる。
ゴルフに関しても同じようなことが繰り返された。